6月のおしゃべり会のテーマが
「しつけ」
でしたが
たまっっったま
図書館から借りていた本が
タイムリーに手元にあった!!ので、
ご紹介します♡
紹介する一冊はこれ
「今日からしつけをやめてみた」
本書は、なんと!「しつけ」をやめるといい子になる!
そう断言してくれています!
とはいっても・・ホントに大丈夫???
という気持ちが出てきますよね。
この本の監修をされているのは、柴田愛子さん。
現在は「りんごの木」代表を務めながら、
講演や執筆、テレビなど様々な場でご活躍の
40年以上の保育歴をもつ大ベテラン先生です。
↑↑
以前、「のあ」おしゃべり会に参加してくれた
「大村プレパーク」スタッフのあっちゃんが
紹介してくれました。
13日までの限定公開動画なのですが、
タイミング合った方はよかったら(^O^)
とっても素敵な先生です♪
こんなのもみつけました。
ちょうど「しつけ」がテーマです。
では、早速内容をご紹介しますね!
「しつけ」は効果のない無駄な行為
なんと!!
「しつけ」は効果のない無駄な行為、
そうはっきりと断言してくれています。
しつけをしなくちゃというプレッシャーは、親を、とくに母親を脅かします。「誰からも責められないような子にしなければいけない」という強迫観念は、子どもへの厳しいまなざしになります。子どもは親のまなざしに敏感です。「ママはぼくが嫌いなんだ」「ママの喜ぶいい子にならなくちゃ嫌われる」と感じます。
しつけはともすれば、今のその子を否定して、別な価値観を押しつけることになりかねません。そして、否定から自分を肯定する感情は生まれません。
ちゃんとできる子にしないとという不安や焦りから
我が子を否定し、
我が子自身が自分を否定する子に育ったら・・
自分に自信が持てない子に育ったら・・
一時の目先の利益のために、
なんて大切な物を失うことになるんだ~~!!!!
改めて、それは嫌だ~~!!と心から思えました。
子どもたちは学ぶ力、育つ力がちゃんとあり、自ら様々なことを身につけていく。
あなたがまっとうな大人なら、お子さんは必ずまっとうな大人に育ちます。
力強くも優しく勇気づけられる言葉!!
親である自分が、子どものそのすばらしい力を信頼したい。
そして、
できていないとか、足りてないとか
そんな不安でその信頼をかき消してしまわないようにしたいなと思いました。
調教になってない?発達にはステップがある
マンガで
子育てあるあるの場面が紹介されていました。
普段から素直で聞き分けのいい兄(5歳)に対して、挨拶やごめんなさいが言えない洋平くん(2歳)が気になって、ちゃんとしつけないと悩んでいるご家庭の話。
家族4人で朝食中に、2歳の洋平君がコップに入った牛乳をこぼし、
横にいたお兄ちゃんの服もびっちょり。
こぼした洋平君本人は、皆の困った顔をよそに、面白くてたまらない。
さらに、こぼした牛乳で遊び出す。
母親が「遊ばないの」と言っても耳に入らない。
見かねた父親が「笑ってないでごめんなさいだろ?」と厳しく叱る。
洋平君、逃げて隠れる
父親、追いかけて
「ごめんなさいは~~~~~!!」(鬼の形相、両肩つかんでうぬぬぬぬ~)
洋平君、大泣きして「ごめんなさい」と謝る。
その後も大泣き。
ただ、納得はしてない顔。
そして、その後
これでいいのかと不安、モヤモヤが残る母親・・
シチュエーションは違えど、
あるあるの光景なのではないかと思いますが
ここで、柴田先生ならこうすると紹介されています。
洋平君の年齢なら、まずは自分の気持ちに気付かなくちゃいけません。私なら洋平君にこう言いたい。
「わざと牛乳をこぼしたんじゃないよね。ママが大きな声を出したから、びっくりしたね。でも、お兄ちゃんのお洋服がぬれちゃったね。お兄ちゃん、大好きなお洋服で出かけたかったんだよ。」こんなふうに言えたら最高です。
そうやって自分の気持ちもお兄ちゃんの気持ちも伝えていくうちに、年齢にもよりますが、「ごめんなさい」という気持ちが自然と出てくるものなのです。
2~3歳までの子どもは「自分」しか見えていない。
他人のことなんて眼中になくて、自分の気持ちが一番大事。
この時に、「しつけ」と称して、強要するのは効果なし。
親が強要すると、多少できるようになるが、
それは、調教されているだけ。上っ面だけになる。
まずは、自分の気持ちや人の気持ちに気付くというステップが必要で、
そのステップを踏むから子どもはできるようになる。
子どもの大事な発達を保証しよう
大人が眉をひそめたくなる行為は、すべて成長に必要なステップ。
なんでもぽいぽい投げ、色々な所から飛び降り、穴を開け、落書きし・・
これは、すべて好奇心や探究心。
それは将来の学ぶ意欲につながり、自らの軸を培うことになる。
それが育たなかったら・・ママの「いい子だね」を求めて心にフタをした子にとって、一番大事なのは他人の評価、他人の目になる。
本当にこれは、思います。
大人にとって都合のいい「いい子ちゃん」にすることは、
子どもの意欲、自己肯定感、自分で考える力、生きる気力や活力・・・
あげればきりがないほど、
大事なものを奪い取ってしまう危険性があるなと。
親の価値観を伝達することは大切。
「しつけない=放置する」とか「しつけない=何でも好きにさせる」
かというとそういうことではありません。
ガミガミ叱りながらしつけて、変わらない子どもにイライラする・・の悪循環は必要ないよと教えてくれているだけで
親の価値観を子どもに伝える事は大切とも教えてくれています。
私には、子どもたちを叱る明確な基準があります。危険なことをしたとき、人を侮辱したとき、差別したとき、お金に関してルール違反したときの4つです。このときには、もう烈火のごとく怒ります。これが私の絶対に譲れない基準だからです。
~中略~
でも、注意して下さい。許せないことの数が多すぎると、子どもにとっては毎日がつらくなります。ちゃんと考えて、どうしても譲れないものだけを残してください。
自分の価値観を
親自身が態度で示したり、行動したり、話したりして
愚直に伝えて行く。
親が自分の「あり方」で伝えて行くということが書いてありました。
つまりは、子どもの問題をどうのこうのするってより
自分のあり方を見つめる必要がありそうですね。
また、
すぐに身に付かなくても
学校やどこかで、社会の一員として
困ったり笑われたりしながら
自分自身で身に付けていけばいい。
とも・・
親にとっては、逆に勇気や覚悟が必要な事かも知れませんが
その度量をもちたいなと思いました。
まとめ「今日からしつけをやめてみた」
ガミガミ叱って、
押しつけて、調教するやり方のしつけは逆効果。
親ができることは、
安心感をもたせ、
発達のステップをちゃんと保証してやり
自らのあり方で伝えて行くこと。
そうすると、
子どもたちは、学ぶ力、育つ力をちゃんともっていて、
自ら様々なことを身につけていくことができる。
ここで紹介したのは、ほんの一部です。
この本には、他にも
- 子どもに必要なのはしつけではなく安心感
- 幼児期に身につけさせたいのは生活リズム
- 公共の場でのふるまい方についてはどうする?
- 偏食・小食・遊び食べ・片付け、どう身につける?
- 自己中、わがままはどうする?
- 暴力、兄弟げんか、どうする?
・・その他のこんな時、こんな場合どうすればいい?というのが
マンガも交えながら分かりやすく書かれていました。
今日もガミガミ叱り過ぎたなと
我が子の寝顔に
「ごめんなさい。」と謝って
1人反省会をしている方がもしいたら
この本を読んでみるのもいいかもしれません。
もっと、肩の力を抜いて子育てしていいんだと
気持ちが楽になれる本でしたよ。
私も、
「こぉ~ら~~~(怒怒怒怒)!!!!」
「急がんか~~~(怒怒怒怒)!!!!」
「ちゃんとやらんか~~~~(怒怒怒怒)!!!!」
を減らす!!
読み終わった今は、心からそう誓っています!
明日から・・・
きっと・・・
6月のおしゃべり会の内容は
後日、記事にしてアップしますね(^O^)
今回も、スペシャルな内容の会となりましたよ~♡
最後まで、ご覧頂きありがとうございました♡♡♡